
2019/02/07 麻酔科医として患者さんとそのご家族との関わり。
患者さんのご家族から連絡をいただきました。
元気にしていたのに、急に息を引き取りました、
お昼寝から起きないかのような最後でした、と。
ご家族はもちろん、私も予想もしていないことでした。
私は主に手術室内で勤務する麻酔科医なので、
普段患者さんと濃厚に接する機会が残念ながらありません。
麻酔の説明をさせていただく5ー10分の間で信頼関係を築かねばならないのです。
初めまして、に始まり手術の麻酔の当日の流れ、合併症、
あらゆることを一気に説明するので
他の科の先生とは違った、コミュニケーション能力が必要であると思っています。
手術が終了すれば患者さんは手術室から病棟に帰り、
その後は各科の主治医の先生が責任を持って術後管理にあたります。
正直、麻酔科の医者は患者さんの印象に薄い「縁の下の力持ち」的な存在ではあると思います。
それでもいつも心掛けているのは、「自分の家族だったらどういう選択をするかな」
と患者さんのことを考えています。(考える努力をしています)
今回、連絡をくださった家族の方は、
「先生がどの方法が一番良いかな、と麻酔計画を一生懸命考えてくださって、手術を乗り越えられて本当に感謝しています」と
おっしゃってくださいました。
大前提として、医療はチームワークです。
私が良いと思って練った麻酔計画のお陰で手術を乗り越えられた、なんてことは決してありません。
実際に手術を執刀した外科の先生、コメディカルスタッフみんなで乗り越えているわけです。
ヨガを通じて健康を届ける活動をはじめてから、
自分は1人1人にさらに真剣に向き合うようになってきたな、
と感じています。
今、医療は「薬でどうにかしよう」という局面から
「心身健康でいられるために、地域レベルで(病院に行く前に)どんなことができるか」
というフェーズに入ってきたと感じています。
心身健康でいられるには、
自分だけが健康であっても意味がないのです。
自分の家族から
その周りから
地域から
みんな健康に
これが、今まさにホットな話題、
Social inclusive Careです
夏に受けたフォニックスライジングヨガセラピーも
自分と向き合う、
クライアントと向き合う、
ことを再認識させてくれた幸せな時間でした。
ヨガだけを広めたいわけではありません。
ヨガを通じて、social capitalを高めたい
これが私たちMEDCAREYOGAの願いであり、情熱です。