メドケアヨガが推奨するヨガは、ヨガマットの上で行う運動のみを意味しているのではありません。
ヨガとは本来、食事、睡眠、日々のココロとカラダのバランスを整える、そうした生活全般へのかかわり方を意味します。
メドケアヨガは確かな医学知識をもとに、心身の健康を目指したライフスタイルの提案をしております。
少子高齢化が慢性的に続いた結果として、超高齢社会における日本の人口はすでに毎年減少しています。
更に、高度経済成長と共に進んだ核家族化の結果、多くの人々がどこのコミュニティにも属さない孤独な状態になっています。
家族や職場、そして限られた友人以外とは交わる事がほとんどない、という方が増えています。
人と人とのつながりが希薄な暮らしをしている人がたくさんいます。
孤独の心身に与える悪影響に関してご存知でしょうか?
孤独はフレイル(Frailty)及び様々な病気のきっかけになり、さらには大切な寿命を縮めます。
人と人とのつながりは、そうした個人の孤独を改善、解消していく解決策になります。孤独が改善すると、孤独が原因の上記の不健康状態が改善に向かいます。
その結果として個人の健康状態が改善すると、コミュニティ全体が健康になっていくことが疫学研究から証明されています。
あなたが健康になると、あなたの属するコミュニティ全体にその健康が伝わります。逆に、あなたの周りの人が健康になると、あなたも健康になります。
つながりは健康の秘訣です。
皆さんはどんな老後を迎えたいですか?家族や友人に囲まれた幸せな老後が良いと多くの方が思うでしょう。
しかし、現実はそんなに甘くありません。
今の時点でも、
社会的なつながりが希薄な生活を送っている方々はたくさんいます(その結果知らず知らずのうちに不健康になっています)。
・職場以外の人と会話をする機会がほとんどない一人暮らしの人々
・配偶者に先立たれ、自宅に一人暮らしで買い物以外はあまり外出しない人々
・仕事一筋で、定年退職後の時間を豊かに過ごせない人々
・老人ホームに入所したあと、家族がめったに面会に来ない人々
例を挙げればきりがありません。
このまま社会のつながりが希薄なままでは、自分が年を取った時に楽しくないんじゃないか?こんなことを日々高齢者の診療に携わりながら、考えてきました。
本当に今のままで良いのでしょうか?私達はそうは思いませんでした。
自分たちが年を取った時に、今のような世の中じゃなくてもっと人と人とのつながりが豊かな世の中になってたらいいな。こう考え続けてきました。
しかし、ある日突然にこうした良い変化が起きることはありません。この世の中をより良い場所にしようと、今も世界中の人々が頑張っています。
自分たちも何か行動に移すことで、現状をすこしでも良い方向に変えていくことは出来ないだろうか?
このような思いから、メドケアヨガを設立するに至りました。
自分達が将来こうあって欲しいと思う社会を作っていくことが、人々の健康、そしてひいては自分自身の健康に繋がっていくこうした健康と幸せのサイクルを一緒に世界に広めませんか?